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国語は前向きに

  • 執筆者の写真: 加藤 幸也
    加藤 幸也
  • 5月8日
  • 読了時間: 3分

今年も春のきれいな桜が咲き、新学年、新学期がスタートしました。

ご入学、ご進級おめでとうございます!!

生徒のみなさんは新しい生活や環境に慣れてきた頃でしょうか。


さて、今回は中学生にとって5教科の中で最も勉強が敬遠されがちである「国語」についてお話します。


私は定期テスト前にいろいろな生徒から学校のワークについて聞いたり、実際に見せてもらったりしたことが

あるのですが、どうも数学や英語よりもテスト勉強の優先順位が低いんですよね…。

あわよくばできるだけやらないように、もしくはテストの直前にちょっとだけ勉強しておく、みたいな。

もちろん、それではいけないので生徒たちには改善を求めていますが、なかなか一筋縄ではいかないようで…。


その理由をちょっと考えてみました。

実際はもっとあるかもしれませんが、3つほど思うところがあります。


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①読解問題は文章を読むのに時間がかかる

②記述問題は正解なのか不正解なのか自己採点しづらい

③漢字や言葉、文法などを覚えることが多くて面倒…


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①「読解問題は文章を読むのに時間がかかる」については、個人的にはその気持ちは分からなくもないですけどね…。

数学はすぐに答えが出ますもんね。

-2+(-2)は? → -4! というふうに。一瞬で解いて3点ゲット、ってなっちゃいます。

一方で国語の読解問題は、あの長~い文章を読んで、問一の問題文を読んで、考えて、選択肢アからエまで目を通して、

それで答えてようやく正解!3点ゲット!と。でも、時間がかかる。今風に言えば「タイパ」が悪い、ということですね。


読解問題は「時間がかかるもの」。そう認識しておくことはまず必要でしょうね。でも、タイパが悪いということなら、

自分自身でタイパを良くすればいいのではないでしょうか。つまり、速く読んで答えられるように練習を積み重ねることです。

ちょっとだけ意識して集中して、目を凝らして、文章を速く読む。

読んでいる途中でたとえ言葉の意味が分からなくてもそこで立ち止まらずに最後まで読み切る。

テストのときは試験時間が決められています。普段から速く読み、理解する練習が必要です。


②「記述問題は正解なのか不正解なのか自己採点しづらい」については、正直言うと私は生徒に同情してしまいます。

自分が書いた答えと模範解答を照らし合わせたときに、「これって正解なのかな…?」と思う生徒が多いはず。

ほぼほぼ模範解答と同じような答えなら正解にしていいでしょうが、「だいたい同じだな」と自己判断して「正解!」と

赤丸をつけてしまっている生徒も多いのではないでしょうか。


これは学校の先生に聞いてみるのが一番かな…勉強熱心なところを認められて、内申点アップするかも。それが難しいなら、塾の先生へ。

とにかく自分自身だけで正解、不正解を判断しないで周りの人の意見も踏まえたほうがよさそう。


③「漢字や言葉、文法などを覚えることが多くて面倒…」については、生徒のみなさん、これは頑張ってやりましょう!

漢字の読み書きは小学生のときから宿題に出されて一生懸命練習していたのに、

中学生になった途端、宿題に出されなくなったから練習しなくなってしまった…(もしかして甘えてしまっている?)。

言葉の意味調べもやりましょう!ITが進んだおかげで、紙の辞書でいちいち意味を調べていたころよりも圧倒的に早く調べられるようになりましたよ。

面倒でもできるようになれば点数につながります!


国語はすべての教科の基礎。国語で点数がなかなか取れていない生徒のみなさん、国語の勉強に対して少しでも前向きに考えてみませんか。

 
 
 

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