ここ数年で受験は大きく変わってきています。
特に、今年の尚絅学院高校の総合進学コースの受験は厳しい状況となりました。文理進学コースの方が偏差値は高いのですが、A日程の文理進学コースは合格、B日程の総合進学コースは不合格という生徒もいました。昨年までは少し偏差値が届いていなくても、私立は多くの生徒を受け入れるため、ほとんどの生徒が合格できていました。
これから詳しく分析しますが、おそらく高等学校等就学支援金の認知が進んできたのだと思います。世帯の年収により上限は変わるものの私立高校の場合、最大で年間39万6千円が支援されます。
そのため、一昔前のように「お金がかからない公立高校に行ってほしい。」ということが少なくなり、公立高校とそこまで金額の差がなくなったことで私立高校の人気が高まったようです。さらに尚絅学院高校の場合は、共学化や校舎の改築も相まって人気が出たように思います。
つまり、私立高校の人気が高まり、一般入試よりも早めに決まる推薦入試に、より募集が集まったことで、私立一般入試での枠が少なくなっていることが原因だと推測しています。私立高校が第一志望の場合、推薦入試で受験するのがおすすめです。
もし、尚絅学院高校の総合進学が不合格の場合でも、公立高校が第一志望の場合は、摸試の判定をみて、自信をもって臨んでもらえればと思います。
高等学校等就学支援金リーフレット
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